2009年03月03日

Baculaカテゴリ作りました

Baculaネタが思いの外、長編になったので新規カテゴリを作成しました。

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2009年03月01日

Bacula (11) ファイル復旧

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今回はファイルの復旧方法です。

ここまでLinux環境のみで説明してきたので本来はこちらもLinuxで説明すべきだと思うのです、ファイル復旧についてはKDE4.0のBATではまともに動かないですし、Gnomeでも1つだけのファイルでは復旧が出来なかったりします。

また、CUIはファイル数が多い場合などに使いやすいとは言えないので、Windows版のBaculaコンソールであるbwx-consoleを例に説明したいと思います。

まず始めに、↓のサイトからWin32用のバイナリをダウンロードしてください。

あとは、標準インストールかカスタムインストールで「Graphical Console」すれば準備完了です。

なお、インストール時にbconsole.conf相当の情報を聴かれますので、しっかり入力してください。

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2009年02月28日

Bacula (10)

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さて、前回までコンフィグファイルの設定を見てきましたが、Baculaの殆どの設定や操作はコンフィグファイル経由で行えますが、Volumeファイルの管理とファイル復旧だけはコンソールから操作が必要です。

そこで今回はVolume操作について簡単に見てみたいと思います。

なお、Volumeとはバックアップデータをファイルとして保存する場合はそのデータを保存するFileになります。

また、Volumeは前回見たように自動で作ることも出来ますが、最低必要分は手動できっちり作っておいた方が管理がしやすくなります。

それから、Volumeの設定はbacula-dirが起動していないと動作しないので、必ずbacula-dirを起動しておいてください。

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2009年02月27日

Bacula (9) 設定例

なんか、あちこちに迷惑掛けていて着手する時間がなかったBaculaネタです。

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さて、これまでデフォルト状態の設定ファイルを見てきましたが、ぶっちゃけそのままじゃまともにバックアップ出来ません(^^;

特にダメなのが前回見たPoolの設定(245〜252行)

とりあえず、ストレージタイプがFileの場合にやっておくべき設定の

Maximum Volume Jobs = 1
がされてないのが痛いです。

これが設定されていないと一つのファイルにいつまでも追記しますので管理がすごく大変になります。

それから251行目で「Volume Retention = 365 days」になっていますが、このままではバックアップしたデータを1年間消せず酷いことになります。
これはきっとバックアップ領域をパンクさせるための嫌がらせに違いないので、最低必要な期間を設定するようにしましょう。

また、デフォルトのままでは用意したVolumeファイルを使い切るとそこで固まってしまうので、スクラッチプールに十分なVolumeファイルを準備しておくか下記の設定が必要になります。

Label Format = "hoge"
この設定をしておくと、Volumeが無くなったときにhogeXXXX (XXXXは4桁の数字)で新しいVolumeファイルを作成してくれますので、イレギュラーが発生したときも止まらなくなります。

ただし、この設定で採番されるXXXXは、デフォルトではプールごとのシーケンシャル値ではなく、全プールを共通になるVolumeファイルの通し番号が設定されますので、この設定で自動的にVolumeファイルを作成させると

Pool1_0002
Pool1_0004
Pool1_0006
Pool2_0003
Pool2_0007
Pool3_0005
Pool3_0008
と言う感じで一見ぐちゃぐちゃな採番のファイルが出来てしまいます。

(この辺を読むとpythonでその辺の設定をいじれるらしいのですが、私もよく解ってないので割愛致します。)

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2009年02月23日

Bacula (8) bacula-dir.conf 3

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bacula-dir.conf」のデフォルト状態の設定ファイル説明の第3回です。

今回は下図の範囲を説明します。

2009022300.gif

この辺りにはメッセージの処理方法と何故か大事なPool設定があったりします。

一通り理解したらちゃんと並び替えをしておくのがよいでしょう。

さて、詳細を見てみましょう。

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2009年02月22日

Bacula (7) bacula-dir.conf 2

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bacula-dir.conf」のデフォルト状態の設定ファイル説明の第2回です。

今回は下図の範囲を説明します。

2009022200.gif

なお、この辺の設定は順番がぐちゃぐちゃで理解しにくいので要注意です。

最初に設定する人は、後の人のために設定の順番の整理をしておいた方がいいでしょう。

さて、詳細を見てみましょう。

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2009年02月21日

Bacula (6) bacula-dir.conf 1

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続いて、Baculaの設定ファイルそのものと言っても良い「bacula-dir.conf」の設定です。

ただ、このファイルは結構長いので、分けて説明使用と思います。

まず今回は下図の赤枠部分の説明です。

2009022100.gif
(赤字はリソース設定単位での設定内容の概要です)

では、それぞれ詳細に見て行きましょう。

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2009年02月16日

Bacula conf file for GeSHi

Download file - bacura_for_geshi.zip(Ver 1.0.0 - 3,130Byte)

現在やっている設定ファイルの説明用に即興で作ったものを見直して公開に耐えられるようにしました。
例によってPukiWikiのgeshi.inc.phpプラグインでしか動作確認していません。

LicenseはGPL v2です。

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2009年02月15日

Bacula (5) bacula-sd.conf

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続いて、バックアップの保存先を司るStorageDaemonの設定ファイル「bacula-sd.conf」の設定です。

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#
# Default Bacula Storage Daemon Configuration file
#
#  For Bacula release 2.4.4 (28 December 2008) -- suse 11.1
#
# You may need to change the name of your tape drive
#   on the "Archive Device" directive in the Device
#   resource.  If you change the Name and/or the
#   "Media Type" in the Device resource, please ensure
#   that dird.conf has corresponding changes.
#
 
Storage {                             # definition of myself
  Name = ホスト名-sd
  SDPort = 9103                  # Director's port
  WorkingDirectory = "/var/lib/bacula"
  Pid Directory = "/var/run"
  Maximum Concurrent Jobs = 20
}
 
#
# List Directors who are permitted to contact Storage daemon
#
Director {
  Name = ホスト名-dir
  Password = "Ty7aNxghTDXuPWiyu4KW3SnyTF3K+B9slZxolO/c9vM7"
}
 
#
# Restricted Director, used by tray-monitor to get the
#   status of the storage daemon
#
Director {
  Name = ホスト名-mon
  Password = "2aKnGlMZg+j6LZOcg/AwgefM8RbTFPvfFDILexlUGdm6"
  Monitor = yes
}
 
#
# Devices supported by this Storage daemon
# To connect, the Director's bacula-dir.conf must have the
#  same Name and MediaType.
#
 
Device {
  Name = FileStorage
  Media Type = File
  Archive Device = /backup
  LabelMedia = yes;                   # lets Bacula label unlabeled media
  Random Access = Yes;
  AutomaticMount = yes;               # when device opened, read it
  RemovableMedia = no;
  AlwaysOpen = no;
}
 
#
# Send all messages to the Director,
# mount messages also are sent to the email address
#
Messages {
  Name = Standard
  director = ホスト名-dir = all
}
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Bacula (4) bacula-fd.conf

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さて、実際の設定ですが、大物のbacula-dir.confを攻める前に、外堀から埋めることにしましょう。

まず最初に「bacula-fd.conf」の設定ですが、このファイルはバックアップ対象機ごとに設定を変えていく必要がありますので、バックアップしたいデータのあるサーバが3台あれば3台それぞれで設定が必要になります。

それで内容ですが、以下のような感じです。

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#
# Default  Bacula File Daemon Configuration file
#
#  For Bacula release 2.4.4 (28 December 2008) -- suse 11.1
#
# There is not much to change here except perhaps the
# File daemon Name to
#
 
#
# List Directors who are permitted to contact this File daemon
#
Director {
  Name = ホスト名-dir
  Password = "EhZDoxrcxuokQlqBOhe1wt3f2sMMPnjd3Rp4UBcfaw3b"
}
 
#
# Restricted Director, used by tray-monitor to get the
#   status of the file daemon
#
Director {
  Name = ホスト名-mon
  Password = "KOeiEzUNIGOgdXNpT61DZvvSKi+/w3ekcQBRZDFJQOaq"
  Monitor = yes
}
 
#
# "Global" File daemon configuration specifications
#
FileDaemon {                          # this is me
  Name = ホスト名-fd
  FDport = 9102                  # where we listen for the director
  WorkingDirectory = /var/lib/bacula
  Pid Directory = /var/run
  Maximum Concurrent Jobs = 20
}
 
# Send all messages except skipped files back to Director
Messages {
  Name = Standard
  director = ホスト名-dir = all, !skipped, !restored
}
まず、14・23・32・42行目にある「ホスト名-hoge」の項目は他のデーモンやコンソールがFileDaemonを参照する、あるいは自分が他者を参照するときの名称になります。
この名称とpasswordがそろっているときだけ、アクセスが認められる仕掛けですので、キチンとそろえるようにしましょう。

なお、今回の様にソースからコンパイルした場合は、はじめからそろっていますので、33行目以外はそのままでいいかもしれません。

32行目はこの設定ファイルで起動するFileDaemon自体の名前になりますので、複数クライアントがある場合はキチンと名前を分けた方がわかりやすくなるかと思います。

次に、15・24行目のパスワードですが、こちらはセキュリティのキモですので絶対に空にしないようにしましょう。

また、ソースからコンパイルすると上記のようにランダムなパスワードが設定されていますが、参照元と参照先でベツベツのパスワードが設定されていますので、手動でどちらかにそろえる必要があります。

今回はどちらのパスワードも他者が参照時に利用するパスワードになりますので、特に弄りません。

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その他のエントリ
Bacula (3) 2009年02月14日 23:26

こちらの続き まず、初回設定ですが、インストール時にMySQLが起動していれば、自動でBaculaと言うスーパーユーザがMySQLに追加されていますので、mysqlコマンドなどで下記のようにさっさとパスワードを掛けましょう。SET password FOR bacula@localhost=password("新規パスワード");
SET password FOR bacula@"%"=p

Bacula (2) 2009年02月13日 23:15

こちらの続き 今回はopenSUSE 11.1でのインストール方法を紹介します。 と言ってもただ使うだけでしたらIndex of /distribution/11.1/repo/oss/suse/i586など、公式サイトに「bacula-2.4.2-1.30.i586.rpm」と「bacula-server-2.4.2-1.30.i586.rpm」がありますので、両方ともwget辺りで落として「rpm -ivh」するか、zypper

Bacula (1) 2009年02月11日 01:02

オープンソースのバックアップシステムであるBaculaを使ってみたので少々書いてみようと思います。 まず、最初の感想ですが、このソフトは日本語ドキュメントが殆どありません。Configuring the Director↑これを見て面食らう人には全くお勧めしません。 それから、市販バックアップソフトに近いようなことをいろいろと出