QNAP TS-559 Pro IIを数ヶ月前から利用しているのですが、現在利用しているUPSのOMRON BX50Fでは自動シャットダウンができません。
実は、今まで利用していたサーバも自動シャットダウンは対応していなかったのですが、ディスク単発利用で電源が落ちたら自動で死ぬのはしょうがないと諦めていまた。
しかし、QNAPはソフトウェアRAIDで今回はRAID6で運用しているため、シャットダウンせずに電源が落ちるとRAIDが壊れてデータ全損の可能性があります。
また、OMRON BX50Fは正弦波出力ではないためか、バッテリーテストで矩形波出力になった際にQNAPの電源付近から異音が聞こえてめちゃくちゃ心臓に悪いため、今回UPSを買い足しました。
それが、これ↓
QNAPのUPS互換性リストには有りませんが、CyberPower SystemsはQNAPと同じく台湾メーカーで、同社のUPSの他のモデルがガンガン登録されているためこちらも大丈夫だろうと今回購入に踏み切りました。
結果、
あっさり認識されました。
で、使い始めて気がついた点をレビューしてみたいと思います。
消費電力表示について
ワット表示ですが、10w未満はおそらく不可でそれ以上も概ね5〜6w間隔で表示が上下する不思議な仕様です。
上記の写真では121wとの表記になっていますが、消費電力が増えると126w、131wとそんな間隔で表示が切り替わります。
VAは135ときっちり5VAペースで上限するみたいで、5VA刻みの値に力率を掛けて求めるので、こういう微妙な表記になっていると思います。
なので、あくまで目安程度に見ておくと良いかと思います。
液晶表示について
デフォルトではディスプレイボタンを押した時のみ表示され、放って置くと液晶表示はすぐ消灯します。
なお、ディスプレイボタン長押しで常時表示状態と自動消灯を切り替えられます。
しばらくは常時表示状態で様子を伺う予定です。
コンセントについて
縦に2列並んでいるうち、背面に向かって右側の列(USBコネクタ側の列)については、サージカット機能のみのスルー電源で、消費電力カウントの対象外です。
と言うか、最初意識しないで電源を指していて、危うくバッテリー保護されないところでした(^^;
(消費電力表示が動かないでおかしいと思って調べてよかった)
バッテリー交換について
マニュアルに「問い合わせろ」との記載があるだけで、交換用バッテリーの入手有無や手順などの情報は現時点では有りません。
もともと、ここ数年で日本に入ってきた新興企業らしいので、まだ国内向け製品ではバッテリーがどれも切れていないため、こんな表記になっているのでは無いかと思いたいです。
といっても、現在のところメーカー主導での交換・廃棄のめどが無いのは不安ですね。
QNAPとの連携がなければ間違っても買いませんでしたし、会社では購入の選択肢にも入らないと思います。
噂によると
動作音について
耳を凝らしても全く聞こえません。
バッテリー駆動の時も音はなかったように思います。
コールドスタートについて
すっかり試すの忘れていました。
専用のソフトに切り替えのチェックボックスがあるみたいなので、デフォルト無効かもしれません。
まぁ、震災の時に地震で2回停電になりましたが、正直揺れて停電になったあとは足の踏み場がなくて、UPSはバッテリー使いきるまで放置だったため、コールドスタート専用とか用意しないと意味ない感じがしました。
(そもそも、停電になるとネットワークも死んでひかり電話を使えないし、テレビのブースターも死ぬし、一部だけで復活させてもあんまり意味が無いことに気が付きます。何か有効なものがあるとすれば石油ストーブぐらいですかね?)
信頼性
使い始めて間も無いのでなんとも言えません。
価格コムやAmazonでは多分同一人物が1をつけているため、評価が低いですが、それ以外悪評も見ないため、まぁ、そこそこ安定しているのではないかと踏んでいます。
問題があれば、このエントリに追記しますので、何もなければ安定稼働していると思ってください。
せっかく長寿命バッテリーモデルを選んでいるのですから、2016年までは持って欲しいですね。
なお、メインのQNAPのシャットダウン試験は特に面倒な設定もなくうまく行ってます。
大きさ
家庭用としてはジャストなサイズではないでしょうか。
オムロンのやつより小さく感じます。
そんなこんなで微妙な点も多少ありますが、QNAPを持っているなら連動の簡単さを考えても買ってもいいのではないかと思います。
QNAPをストレージにしているESXiサーバや中身の仮想マシンなんかは最悪いきなり電源が落ちてもダメージは限定的ですが、データについては取り返しが付かないのでしっかり守って行かないと行けませんしね。