2009年02月27日

Bacula (9) 設定例

なんか、あちこちに迷惑掛けていて着手する時間がなかったBaculaネタです。

こちらの続き

さて、これまでデフォルト状態の設定ファイルを見てきましたが、ぶっちゃけそのままじゃまともにバックアップ出来ません(^^;

特にダメなのが前回見たPoolの設定(245〜252行)

とりあえず、ストレージタイプがFileの場合にやっておくべき設定の

Maximum Volume Jobs = 1
がされてないのが痛いです。

これが設定されていないと一つのファイルにいつまでも追記しますので管理がすごく大変になります。

それから251行目で「Volume Retention = 365 days」になっていますが、このままではバックアップしたデータを1年間消せず酷いことになります。
これはきっとバックアップ領域をパンクさせるための嫌がらせに違いないので、最低必要な期間を設定するようにしましょう。

また、デフォルトのままでは用意したVolumeファイルを使い切るとそこで固まってしまうので、スクラッチプールに十分なVolumeファイルを準備しておくか下記の設定が必要になります。

Label Format = "hoge"
この設定をしておくと、Volumeが無くなったときにhogeXXXX (XXXXは4桁の数字)で新しいVolumeファイルを作成してくれますので、イレギュラーが発生したときも止まらなくなります。

ただし、この設定で採番されるXXXXは、デフォルトではプールごとのシーケンシャル値ではなく、全プールを共通になるVolumeファイルの通し番号が設定されますので、この設定で自動的にVolumeファイルを作成させると

Pool1_0002
Pool1_0004
Pool1_0006
Pool2_0003
Pool2_0007
Pool3_0005
Pool3_0008
と言う感じで一見ぐちゃぐちゃな採番のファイルが出来てしまいます。

(この辺を読むとpythonでその辺の設定をいじれるらしいのですが、私もよく解ってないので割愛致します。)

また、「Label Format」を利用する場合は無制限にファイルを増やさないようにするために、

Maximum Volumes = 10
と併用するのが無難です。

それから、Poolは一つのバックアップジョブに対して「完全バックアップ(Full)用」「差分バックアップ(Differential)用」「増分バックアップ(Incremental)用」の3つ用意するのが適当です。
(Jobの設定ではそれぞれ「Full Backup Pool」「Differential Backup Pool」「Incremental Backup Pool」で指定します)

そうしないと、どのVolumeにどの種類のバックアップが含まれているか解らなくなるため、ファイルの管理が大変になります。

また、こうするとプールごとに保存期間を変更できますので、完全バックアップ用は保存期間を1年に、逆に増分バックアップ用は1ヶ月のみと言った変更を行うことによってディスクの有効活用が可能になります。

それから、もう一つ重要な設定が、FileSet設定のoptions(こちらの95行目以降)設定で、こちらで

Compression=GZIP
と指定しておかないと、バックアップしたファイルが無圧縮でディスクに保存されてしまい非効率なことこの上ありません。

また、

Compression=GZIP9
とすることでGZIPの再高圧縮が利用できますが、再高圧縮は必要な時間の割に容量削減効果が思わしくないため、Diskの空きがシビアでなければGZIPのみでも良いかなぁと思います。

で、実際の設定例ですが

に詳しく掲載されていますので、こちらをご参照下さい。

ただし、英語ですので読みたくない人は「The Actual Conf Files」よりも下の設定例のみ見ればよいかと思います。

なお、この例でのIncremental用のPool設定では6日分の増分バックアップを1ファイルに保存していますので、その点だけ注意するとわかりやすいかと思います。

また、そっくりまねる場合は「Storage」の「Address」がlocalhostなっているので、ちゃんとしたIPアドレスに置き換えておいた方がいいと思います。

また、FileSetのIncludeとExcludeの後の「=」は不要なので、そちら付けたままだとエラーで動きませんのでご注意下さい。

と言う訳で、バックアップ設定は上記の例を元に設定してみてください。

は実際にバックアップを行うためのコンソールからの事前設定を紹介しようと思います。

Posted by Takuchan at 2009年02月27日 23:26 | トラックバック(0)