2009年02月11日

Bacula (1)

オープンソースのバックアップシステムであるBaculaを使ってみたので少々書いてみようと思います。

まず、最初の感想ですが、このソフトは日本語ドキュメントが殆どありません。

↑これを見て面食らう人には全くお勧めしません。

それから、市販バックアップソフトに近いようなことをいろいろと出来そうですが、基本的にGUIは無い物と思ってください。

運用レベルではX上にてBAT(Bacula Administration Tool)と言うツールで多少GUIが利用できますが、初回導入時はもちろん、新しいジョブの追加(たとえば新しいバックアップ対象を増やすようなレベルの変更)でも設定ファイルの直接編集が必要になります。

しかも、試した環境が悪いのかこのBATは落ちまくったり、動いてくれなかったりと非常に寂しい感じです。

また、FedoraCore8以降や少なくてもopenSUSE11.1では、デフォルトで有効になる「-D_FORTIFY_SOURCE=2」付きでコンパイルすると起動時に「Buffer Overflow Error」とか言われる始末。

(動かすためには「-D_FORTIFY_SOURCE=0」として、コンパイルしてやらなければなりません。よわよわ)

ただ、全く使い物にならないかというとそう言う訳ではなく、基本はしっかりしています。

たとえばメリットを列挙すると以下のような感じです。

  • ジョブの成功や失敗をメールで送信できる
  • フル(全体)、インクリメンタル(差分)、ディファレンシャル(増分)のバックアップを選択できる
  • バックアップとして取得したファイルを圧縮できる(GZIPなど)
  • HDDだけではなく、テープ媒体やDVDなどのメディアへの記録が簡単
  • バックアップの詳細なスケジューリングが可能
  • クライアント-サーバ方式で、規模や構成に応じてサーバも管理サーバ、ストレージサーバ、DBサーバと分割できる。(もちろん全て1台に集約することも可能)
  • 通信経路の暗号化が可能(らしい)
  • ベアメタルリストアが可能らしい(どうやるかは未調査)

と、まぁ、メリットもデメリットもいろいろとありますが、個人ユースやテストサーバのバックアップなどには十分使えるレベルだと思いますので、使い方を覚えておいても損はないかと思います。
(逆に言うと、お金が絡む案件にはちゃんと商用ソフトを使うべきですね<これでは不十分)

次のエントリでは、openSUSE11.1での導入方法を書こうと思います。

Posted by Takuchan at 2009年02月11日 01:02 | トラックバック(0)