2003年10月26日

ひまわりが墜ちる日

現状を知ってるだけにちょっと洒落にならないニュースです。

倒産とか衛星が打ち上がらないことに関するあれこれは/.Jさんを参照して貰うこととして、現在アメリカから毎月1600万円で借りているGOES9にまだしばらく頼らなきゃいけないって言うのが・・・

この衛星、本来はアメリカで寿命を全うする予定の衛星だったんですが、いろいろ問題があるからと寿命の5年を迎える前に退役させられた曰く付きの衛星で、実際はいつぽしゃっても不思議じゃない状況です。
(寿命2年前に退役したため燃料やパーツの劣化などは少ないですが、姿勢制御に問題があるらしくて・・・)

それから送られてくるデータはひまわりよりはデータ量が多かったりしますが、可視のチャンネルにノイズが混じる(数画素ごとに変な値が入ってる)状態です。
このノイズは普段見る画像では縮小やフィルタリングのため判りませんが、これのおかげでひまわりの時より可視のデータに関しては使いにくくなってます。

こんな衛星を使っているとこの分野の研究開発が遅れて国益に反すると思うんですが、なぜこういうプロジェクトにはお金が投入されないんでしょうかね・・・

それから、もしこのGOES9がこけたら、今度はそれまで使っていたひまわり(GMS5)を利用することになりますが、こちらはもっと状態が悪いためほとんど動かない可能性すらあります。
(そもそも姿勢制御用の燃料がもう無いため本当に使えるのかかなり疑問ですし)

そうして両方ともこけると、今度は人工衛星NOAA(ノア)を使うことになりますが、こいつは静止気象衛星では無いため同じ地域の上空を通過する回数はなんと日に多くても8回程度になります。
日本周辺に限れば今のGOES9が30分に1回データを送ってきていることを考えれば、その精度の違いはよくわかると思います。
(まぁ、NOAAの方がデータの解像度(赤外の空間分解能)に限れば全然高いので、その分新たな予報が開発されるかもしれませんが、これはかなり希望的観測ですし)

おまけにNOAAの方は受信する場所の周辺(つまり日本周辺)のデータしか受信できないため熱帯のデータとかはそちらの国からいただくことになります。

そんなことを考えるとやっぱりお先真っ暗な感じがしますねぇ・・・<今からでも良いので常に2機打ち上げるように開発できないものでしょうか<政府

参考までに読売と毎日の記事をへのリンク(記事が消えているのでGoogleのキャッシュから)

Posted by Takuchan at 2003年10月26日 00:52 | トラックバック(0)